残業が常態化している職場って、効率が悪いですよね?
私自身、新卒で入社した職場は月50時間の残業は当たり前の職場。
仕事が忙しいかったのもありますが、少ない基本給を補うためワザと仕事をアフター5に残す慣習があったんですよね。
月100時間労働が常態化してほとんどがサビ残
以前はIT関連会社、現在は食品会社のシステム部に勤務している38歳男です。
私が転職をしたのは、転職せざるを得なかったからなんです。
以前勤めていたIT関連会社では、長時間残業が常態化し残業代を含めてもやっと生活できる程度。
長時間労働は月に100時間オーバーは普通で極めて封建的な人間関係の会社で、キツかったですね。
そこで一度私は体調を壊して、長期療養しました。
その後、なんとか復帰していたのですが、このままこの会社にいると身体を完全に壊してしまうと思ったのが転職の動機となります。
とりあえず、インターネットで有名どころのリクナビNEXTとリクルートエージェントに登録。
月に3,4度エージェントの方に面談してもらい、今までの経緯を含めて転職の相談。
自分のキャリアでも転職できる会社を探してもらう運び。
しかし、なかなか正社員として今の給与条件で雇ってくれるところは見つかりません。
見つかっても遠隔地だったり、現実的に見て今と変わらない残業時間が見込まれたりする場合が多かったです。
結果的に転職活動を開始してからから4ヶ月ほど経ったところで、紹介され応募したのが今現在の会社です。
現在所属している食品会社のシステム部門の給与は前職とさほど変わりませんが、残業が少ないので収入は減りました。
収入はだいぶ減ったものの、月の残業時間が20時間ほどなので健康面では不安がかなり減りました。
周りの人間関係も概ね良好で、やりがいも感じています。
以前の会社より規模が小さいですが、将来性もありそうなので私にとってこの転職は成功だったと言えます。
長時間労働で休職した経緯があり残業の有無が心配
以前のように身体を壊してまで仕事をしたくないのが、第一義でありました。
キャリアコンサルタントとの相談や、面接においては少々出すぎたところがあったかもしれません。
残業時間についていずれの場でも、毎回しつこいぐらい質問しすぎたかもしれません。
勿論、自己アピールを怠ることもしませんでしたが…。
また会社の就労人数が少ない職場は頼りにされる一方で、負荷が集中しやすいって話もエージェントさんから伺っていました。
ですから、給与よりもまずは労働環境を重視してくださいと生意気にもお願いしました。
その結果、該当の条件に見合う転職先会社は3社ほどしかなかったので、この中で私が転職できる場があるのだろうかと心配になりましたね。
また、手取りの予想額では前職を100万円ほど下回る試算が多く果たしてこれで生活できるのかとも不安にもなりました。
また現職の食品会社では、私みたいな中途の場合1年間は正社員としてではなく、契約社員として雇用するとの条件です。
やはり、正社員ほどの福利厚生は得られませんし、どうしても正社員のように権利を主張するわけにはいかず、その点もいささか心配でしたね。
例えば、休暇はやはり積極的に取得することはできない雰囲気が入社前からありました。
健康面が気がかりな私にとっては、心配の種そのものでした。
また、前職から現職へ至るまでの退職のタイミングも頭にずっとありました。
前職ではかなりの仕事を抱えていたので、日々の中で引き継ぎ資料を作成することも求められていました。
面接対策と引継ぎ作業で睡眠は3時間あるかないか
当時の生活を振り返ると、夜10時に帰って転職サイトを2、3時間ほど見たり、朝は早出して引き継ぎ資料を作ったりが2ヶ月ほど続いた感じです。
正直、夜と朝の時間が奪われたのは、かなりしんどかったですね。
条件に合った会社のうち1社は面接で落ちてしまったので、残る2社に全力を注ぎ、毎日眠いのを我慢して志望動機や自己PRを志望りだすように考えていました。
そんな極限下で受かったのが、現在の会社です。
当時は3時間睡眠もざらで、さらには引き継ぎ資料や業務の穴埋めのために月に2,3日しか休めません。
正直、転職活動の後半は前職での引継ぎがうまくいかず、体調的に限界を超えており精神的にも苦しい日々が続きましたね。
また、転職希望であることは職場の上司には早々に伝えていたので、中には私の態度が気に食わない上司もおり、文字通り歯を食いしばって毎日を過ごしていました。
現職の食品会社の就活中は、面接時に概算で給与の提示も受けましたが年100万円ほどの減収となることでした。
正直、気持ちがぐらついたりもしました。
私には妻と娘がいるので、この先のことを考えなければならない面も勿論ありました。
何度も電卓をたたき、家族が上手く回る家計を妻とともに考え直しました。
その他、自分の親とも色々な相談をしました。
結果、皆、口を揃えてあくまで健康第一で働いてほしいと言ってくれたので、また自分としても健康は損ないたくないともう一度動機を思い起こし、噛み締めて転職活動に日々望みました。
年収が100万円下がったが定時で帰れる現職に感謝
現職の食品会社のシステム部門では、今年に入って3年目を迎えました。1年間は契約社員としての契約だったので、正社員としては2年目になります。
現状ではようやく、仕事に慣れてきたところですね。
正直、転職期間中はフル活動して、前職には程々の引き継ぎを残すことができました。
しかも現職に至っては、契約社員時に周りにいた方々のおかげでスムースに成長することができました。
現在のの残業時間は月20時間ほどで、休日出勤もほぼありません。
人間環境も概ね良好ですが、同世代の方に比べて出世って意味では遅れているかもしれませんが、本人的には正直出世には興味がない。
しかし、会社への忠誠心や仕事への意欲は以前より増したと感じています。
年収は試算通り100万円近く減ってしまいましたが、代わりに早めに帰宅して娘と遊んだり、多少スキルアップのための勉学に励む機会もできました。
前職場は私にはついていけない場所だったんです。
今こうして、家族との時間を多少なりとも持ち、自分の時間が確保できていることで、全体的に少しずつ余裕が生まれ良い循環で生活できるようになりました。
お金、時間、健康全てを得ることは現代の日本のサラリーマンとしては難しいですが、転職にチャレンジして少しは改善できる点もあるはずです。
子供がもうひとり欲しいので今の年齢で、自分の年齢と生活をある程度固めることができたことはホッとしています。
年収100万円ダウンしたのに残業が減ったミドル
最後に要点を纏めておきますので参考にしてください
- 月100時間の時間外が常態化しほとんどがサビ残
- 条件は悪いものの人間関係が良く後ろめたさを感じる
- 転職や面接対策でまともに寝る時間もなくキツかった
- 年収が100万円下がったが定時に帰れる今に満足している