注目キーワード
  1. 成功
  2. 失敗
  3. 現実
  4. ブラック企業
  5. 起業

マジで?50代で介護離職のち市の非常勤職員になったミドルの話

ミドルは管理職経験がなければ転職できない系の噂が、今日も元気にネット上を駆け巡っています。

人って悪い方へ悪い方へ考える生き物ですから、どしても悪い噂を信じて不安に陥ってしまう。

でもね、私みたいに40代でリストラされても無事に転職出来るんですよね。転職回数が多すぎて「市場価値がない」って烙印を押されましたが、それでもこうして転職できちゃう。

なんでかって?

あなたの価値を決めるのは、転職エージェントでもハローワークでもなく、採用する企業だからです。

義理の母と同居するためライターをなくなく離職

64歳女性。前職はフリーライターで、現職は非常勤嘱託職員ですが身分は公務員です。

私が転職したのは52歳のときでした。

動機は、夫の母と同居することになり、それまで住んでいた土地から夫と子供の3人家族ぐるみで転居することになったため。

夫の父が先に亡くなり、一人暮らしをしていた母ですが、高齢になって世話が必要になってきたことからの決断でした。

それまで編集の仕事を長く続けており、転居前はフリーライターとして固定のクライアントを持っていました。

この仕事は日中は取材に取材に出かけ、夜は原稿を書く作業の繰り返しで、締切前は徹夜も当たり前。

でも、夫の母の世話がほったらかしになるのは目に見えていました。

そこで私は、まずライターの仕事を辞め、1年間ほど家にいて新しい生活のペースづくりをすることにしました。

夫の母がどのような生活を望んでいるのか、どんな人柄でどんな考え方を持っているのか、同居してみなければわからないことが多かったので、様子見するしかありません。

ただ、夫の母も仕事を持って長く続けてきており、なんと、同居を始めたときも70代にして現役のパートさん。

とはいっても、毎日出勤する仕事ではなく、月に一度ほど外出する以外は自宅で過ごしていました。

そのような背景から、嫁が仕事をすることについては抵抗感のない人であったのがせめてもの救いでしたね。

その後、1年ほどのランディング期間を置いて私は再び転職活動をスタート。

そんな状況下であえて仕事に就く必要があるのかと言われますが、転居により夫も新しい仕事を探さなければならなくなったため、とりあえず生活費を稼ぐ必要がありました。

利用した手段は、まずネットの求人検索サイト。

初めて生活する土地なので、どこにどんな求人があるのかを知るために、最初にチェックしたのがハローワークインターネットサービスです。

条件を指定して検索することができ、便利に活用できましたね。

また、直接ハローワークにも足を運び、求人情報を閲覧しながら相談や紹介もしていただきました。

土地勘がなくパート経験もなかったため転職は難航

いざ転職しようとは思ったものの、正直不安はいろいろ。

これまで、編集業界の中での転職経験は何度かあり、出版社から編集プロダクションへ、そしてフリーランスへとポジションを変えてきました。

ですが、今回はまったく別の業界・業種・職種へと転職しようとしているのです、不安に思って当然ですよね?

まず条件は、勤務時間が決まっていて残業がない仕事を最優先にしました。

つまり、夕食の支度に間に合う勤務時間であることが大事だったためです。

それだけを見れば、難しい条件ではないはずで、パートでも何でも時間が決まっている仕事は確かにあります。

求人サイトで募集が多いのは、一般事務や接客やスーパーのレジ、工場での検品作業といった仕事でしたが私にはそれらの経験はありません。

「未経験可」と書かれていても、50代なのに大丈夫か心配が先に立ちなかなか応募には踏み切れませんでしたね。

それなら清掃の仕事はどうだろうかとも考えましたが、これは体力的に自信がないことに気づき除外。

また、土地勘がなく地場の企業に関する口コミといった、地元の人なら自然と理解していることにも疎かったので、ますます迷うハメに陥りましたね。

夫に助言を求めようにも、大学進学とともに実家を離れていて、この土地に住むのは約40年ぶりのため全く頼りにならず。

結局、いったい自分は何ができるのか、求人情報をあれこれ眺めながら、頭の中で「もし、この仕事に就いたとしたら」とシミュレーションを繰り返していました。

不採用ありきの面接にウンザリしたが諦めなかった

dummy マジで?50代で介護離職のち市の非常勤職員になったミドルの話

根気強く求人情報をチェックしていくうちに、目に止まったのが印刷会社の求人でした。

大手スーパーのチラシを手がけている会社で、仕事内容はチラシのデザインに応じて、写真のデータベースの中から指定された写真をピックアップするもの。

前職時代にデザインに関わった経験もあり、複数の印刷会社と長くつきあってきたので、仕事のイメージができたことから、私は速攻で応募してみました。

ハローワークで見つけた情報だったため、紹介を得てすぐに面接の日程も決定。

でも面接自体、何年ぶりか覚えていないほどで緊張でドキドキしながら向かうしかありません。

向かう前に当然、履歴書を用意するわけですが、志望動機や自己PR欄を書くのがまた一苦労。

自分をアピールするのが苦手な私は、この欄の書き方が肝心だと頭ではわかっていてもぐいぐい売り込むPR文が書けません。

淡白な内容になってしまい、熱意がないのではないかと思われそうで心配でしたね。

面接では、仕事内容の詳しい説明を受けましたが、面接担当者の方の言葉からは、私の年齢に関する不安がひしひしと伝わってきました。

不安より、不採用を前提とした説明だったと言った方が正しいのかも知れません。

具体的には、膨大な写真データをチェックするのは、目が非常に疲れますよ。

それが心配ですが?とか、急に変更が入って、作業が夜中までかかることもしょっちゅうですが、大丈夫ですか?、うちでこの仕事をしているのは、若い人が多いんですよ等。

結局、「夜中までかかることも」の一言がネックとなり、家族とも相談の上で私から辞退するしかありませんでした。

先方の「そうですね」の返事を聞いて、やはりいずれにしても最初から不採用だったのだと納得。

この1件だけで、ぐったりするほど疲れてしまいましたね。

他にも、県庁が募集していた量販店の食品売り場の調査員にも応募し面接を受けましたが、これも見事に不採用に。

選り好みしている場合ではないのかもと、現実の壁を実感させられつつ2ヵ月ほどが過ぎました。

そんな中で、市役所の臨時職員の採用情報を見つけ、「これは!」と思い検討してみることに。

条件を見ると、まず登録した上で必要に応じて声がかかるもので年齢制限もありません。

しかもなんと面接もないっていうじゃありませんか!

逆にいつ声がかかるかの保障もないわけですが、私にはチャンスに見えて即登録を申し込みました。

正直に言って、市役所ならそれほど忙しいこともなく仕事もゆっくり覚えていけるのではないかと想像していました。

そして結果的に、これが成功となったのです。

真面目さと前職経験が功を奏して準社員扱いされた

登録して間もなく、市役所の人事課から電話があり支所の窓口業務への配属を打診されました。

窓口なら勤務時間がきっちり決まっていて、申し分ありません。もちろん、私の答えはYESです。

その返事だけで配属が決まり正式に採用されました。

臨時職員とは言ってみればアルバイトで任期は2年間。

任期満了後は、また身の振り方を考えなければなりませんが、まずはこの仕事をしっかり勤めることだけを目標にしました。

窓口業務は、市役所のさまざまな手続きを受け付けるため、覚えることが非常に多く予想以上に忙しいこと、またややこしいことが判明。

職場内では、臨時職員としては私の年齢はやはり高かったのですが、他の職員の方々にサポートしていただきながら徐々に仕事を覚えていくことができました。

また、窓口にやってくる方々の応対をし、相談に乗ったりしていると、社会の縮図が見えてきて勉強になったのも良い経験となりました。

私の年齢の高さは、相談者の方から見ると安心感につながったようで、それはメリットだったと考えています。

さらに仕事を通じて得た知識が自分自身の生活にも役立ったのは思わぬラッキーでもありましたね。

そして任期満了が近づいた頃、上司から、市役所の別の部署で非常勤嘱託職員の募集があるので応募してみないかと声をかけていただけました。

真面目な?仕事ぶりを認めてくれての声掛けだったので、飛び上がるほど嬉しかったですね。

せっかくのお話なので、ダメでもともとと応募したところなんと採用に!

どうやら私の前職である編集の経験が決め手のひとつとなったらしく、どこにニーズがあるかわからないと実感したものです。

そのおかげで、臨時職員の時より待遇も向上。

かつてのスキルも活かすことができ、伸び伸びと仕事をしながら現在に至っています。

介護離職のち市の非常勤職員になったミドルの話

最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。

  • ・義理の母と同居するため長年続けてきたライターを辞職
    ・土地勘がないうえパート経験もないため活動は難航
    ・不採用ありきの面接にウンザリしたが決して諦めなかった
    ・真面目さと経験のお陰で役所の準社員扱いで今も働けている

最初は2年契約の嘱託職員だった彼女も、頑張りが認められ、今では無期限雇用の委託社員になれたといいいます。

ミドル層の転職は辛いですが、諦めなければ必ず道は開けます。

見ず知らずのネット上の意見には耳を傾けず、自分を信じてください。あなたのスキルや経験を必要としている企業はごまんとありますからね。

dummy CTAテスト

最新情報をチェックしよう!
>自分の可能性を信じませんか?

自分の可能性を信じませんか?

応募できる求人すらないと嘆いていないで、前を向いて進みませんか?私自身、転職エージェントから転職回数が多く「市場価値がない」と言い放たれましたが、実際こうして転職できています。

ハローワークや転職エージェントはそれぞれの立場で好き勝手なことを言いますが、半分正解で半分間違いと考え行動してください。

諦めなければ道は開けます。

CTR IMG